「入院中(5月)のエピソード」その6
もちろん、入院中はつらいことの方が多かったけど、
ただ、
窓からの景色は良かったなあ。
特に夜景。
都庁なんかがブルーにライトアップされて、
それが、つい間近に迫っていてさ。
しかも、
俺、目を患ってるもんだから、
視界がぼやけて、二重、三重に見えて、
ビル群のイルミネーションが滲んで溶けているように映る。
なんとも幻想的な光景。
ずっと見ていても見飽きることなかったなあ。
これ、今回の病だからこそ、得られた収穫かも。
せっかくなので、唯一得したこと、そう思うようにしたよ。
オペを受けて、日に日に快方に向かってからは、
視界はクリアになり、もう、あの夜景を見ることは出来なくなった。
もちろん、
再び見るようなハメには決してなりたくはない、
けど、それにしても魅力的な夜景だったなあ・・・・・・