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8月13日(木)2020

とある携帯ショップの前で

大柄なジイさんが激昂し怒鳴りつけているのを

ショップの若い店員がしきりになだめていたんだよ。


様子を窺ってると

どうやら、受付時間が過ぎているのに

ジイさん、せっかく来たんだから応対しろ、って我を張り、

それを店員さんが丁重に断っている、という構図。


どう見ても店員さんの方に分があるんだけど、

その店員さんの声が

どこか電子音っぽく、

そう、まるで携帯ショップにぴったりの声質であり

しかも、口調が妙に滑らかで

なんかデジタル的で


そのことで

件のジイさんが苛立ちをつのらせて

ますます怒りに拍車がかかり

もう引き下がることが出来なくなっている、

と、まあ見てて、そう思えてくるんだなあ。


で、ジイさんの声ときたら対照的に

野太くて、荒々しくて、しわがれていて

波にもまれた漁師のように味があるのだ。


ああ、旧時代と新時代とがぶつかり合っている!

って、うっかり

ドラマチックな錯覚を覚えそうになるし、

さすがのオイラもそこまで暇じゃないから、早々に立ち去ったよ。


で、最終的に

どんな決着が着いたのかね、いささか気になってるところ。