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7月1日(水)2026

現在の齢六十七の俺、

六十五歳を過ぎた辺りから

終活を意識するようになり、

折を見ては断捨離に励んでいる。

で、ここ数ヶ月の間に取り組んでいたのは

ニュース記事コレクションの整理であった。


当ブログの読者の皆さんの多くはご存知のように

珍事件・変事件などいわゆるB級C級ニュースの

報道記事を俺は収集している。

まあ、基本的には趣味の一つだが、時として、

宝島社「VOW」への寄稿や、

月刊「小説すばる」に「世界奇天烈ニュース」のタイトルで

九年間にわたりコラムを連載するなど、

仕事へと発展することもあった。

そうしたコレクションは1990年代の後半から始まり、

初期は新聞・雑誌の切り抜き、

0年代半ば以降からはウェブニュースのプリントアウトで

年代ごとにまとめ保管していた。

約三十年分もの変珍事件の件数は膨大なもので

狭い部屋のスペースをかなり奪っており、

今後も増加するわけなので、何とか対策をせねばと

思ったわけである。


捨ててしまうのは、流石に勿体無い。

そこで考えたのがデータ化。データとはデジタル写真。

つまり、事件記事を数件ずつまとめ

スマホカメラで撮影することに決めたのである。

で、善は急げといざ実行に移し、

来る日も来る日もパシャパシャ根気よく

シャッターを押し続ける日々。

なんせ三十年分なので数ヶ月かかったが、

先日ようやく完了し、みごとUSBメモリーに

たった一本のUSBメモリーに収めることに成功したのであった、フー。


この作業中、痛切に感じたのは、

いわゆる変珍事件のニュースが年々減っていること。

令和に入ってからは加速度的に激減している。

いや、警視庁の統計などから推測すると

事件そのものは起きているはずであり、

しかし、その報道が減っているということである。

これは、やはり、昨今のコンプラ問題との関連であろう。

つまり、変態的な、珍奇な事件を面白がるのは不謹慎である、

という風潮に応じてのメディアのやや過剰な反応の結果なのだろう。

ま、時代の流れ、仕方ないのかもしれない。

それにしても、今回の断捨離、ちょっとした重労働だったので、

どんなものを整理整頓したのか

せっかくなのでほんの一端をお見せするとしよう。

はい、例えば二十年以上も前のこんな変珍事件。

「黒い短パンを履いていると見せかけて、

露出した裸の下半身を

黒いマジックペンで塗っていた!」

と、まあ、紙面のトップを飾る堂々たる変珍事件。

いやはや、

これが、朝、新聞を開くと目に飛び込んで来るんだから、

何とも大らかな時代だったことよ。

そして、ある意味、幸せな時代でもありました・・・?

(BGMイエスタデイ・ワンス・モア)