ふと思ったんだけど、
「無理矢理」という言葉を構成する
「矢理」
って、この「無理矢理」の時しか使わないよね。
「無理」の方は他にもいろいろ使うのにさ。
もともとは「無理遣り」が正確であって、
「矢理」は当て字なんだからだそうだ。
しかし、それにしても
「矢理」ってよく出来ていると思うんだよ。
強引な感じのニュアンスがよく伝わってきてさ。
なんか「無理矢理」の時だけしか使われてないなんて
もったいない気がする。
どうにか、
「矢理」を他にも使ったり、
あるいは思い切って単独使用できんかね?
例えばさ
「無理強い」よりも
「矢理強い」の方がより強い圧が感じられるし、
むしろ、こっちの方がふさわしいんじゃないの?
「無理を通す」にしても
「矢理を通す」の方が槍をイメージさせるし、
もっと突き抜けて、いかにも「通したぞ!」って感じが伝わるでしょ。
あ、あと、男女の
「無理心中」だったら、
「矢理心中」の方が語感からして背徳感が滲み出てくるし。
ああ、他にも考えればいろいろ使い道が出てくるはずだ。
よし、俺はこれから全てのケースにおいて
「無理」の代わりに「矢理」を使って世間に広めて、
「無理」と「矢理」との立場を逆転させてみせるぞ!
って、そりゃ無理だって・・・