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4月6日(月)2026

吉祥寺の映画館に行き、

とりあえずチケットを購入。

開映まで少し時間があったので、

外に出て、歩道のベンチに腰かけ、

ちょっと早めの昼飯代わりにと

買ってきておいたアンパンにかぶりつく。

すると、何か強い視線を感じたので

辺りを見渡してみる

と、視線の主は人ではなく

ハトであった。

道路の向こう側、五メートルほど離れたところから

ハトがじっと俺を見つめている。

この距離でハトと目が合うのは何やら妙な気分である。

どうやら、目当てはアンパンらしい。

パンくずのおこぼれにあずかろうと期待しているようだ。

そして、真っ直ぐにこちらへ向かって

道路を渡ってチョコチョコと突進して来るのである。

うーん、一気に飛ばずに徒歩でやってくるのが可愛いではないか。

俺、ついつい情にほだされそうになるが、

ここは自分を戒め、毅然ときっぱり無視を決め込む。

というのも、先ほどからずっと

駅前の商店会のスピーカーから

「ハトはペットではありません。

ハトに餌をやらないでください」

と、アナウンスが繰り返し流れていたからである。

足元近くまでやってきたハト君、

俺が一向にパンくずを投げようとしないのを見て、

舌打ちをし(たように聞こえ?)、

フンっと(鼻を鳴らしたように聞こえ?)背をむけ、

チョコチョコといずこへと歩み去って行く。

ふと気付くと、

他にも数羽のハトたちが

ベンチを取り囲むように屯していたので、

俺は急いで残りのアンパンを口に押し込み飲み込んで、

そそくさと映画館へと舞い戻ったのであった。

ちなみに観た映画はこれ

日本のパンクロック黎明期を描いたクドカン脚本、

田口トモロヲ監督の新作、

「ストリートキングダム 自分の音を鳴らせ。」

それにしても、

「餌をあげないで下さい」という

権力側の声に抗い

パンくずを求めて突進してきた

ハトポッポくんたちも

なかなかのパンクだったではないか!?

クルックーと自分の音を鳴らして