あ、そうそう、
昭和のドラマって、
1クール、2クールといった
期間などを決めずに、
人気がある限り
ずっと放映していた作品あったよね。
「太陽にほえろ」とかさ、
毎週毎週、何年も何年も続いていた。
アニメだけど「サザエさん」もそうだし、
なんせ今だにオンエアしている。
この方式、もしも、
NHKの大河ドラマでやったら
ちょいと凄いことになりそうだ。
例えば、
「どうする信長」
というドラマが始まったとしよう。
クライマックスの
本能寺の変の回が終わり
信長が不在になっても、
もし、まだ、視聴率が下がらなければ、
そのままオンエアは続行されるのである。
秀吉の時代になり、
やがて関ヶ原の決戦が終わって
家康が天下を取っても、
人気があればなおも
大河「どうする信長」は放映が続けられる。
さらに、
徳川幕府300年の物語が描かれ、
黒船が到来して開国し、明治時代になり、
大正を経て、昭和へと突入しても
まだまだ「どうする信長」は終わらない。
とっくにタイトルの意味が不明になっているが、
太平洋戦争のスペクタクル巨篇を経て、
戦後の高度成長、東京五輪、公害問題、バブル経済へと
「どうする信長」は突き進み、
そして、平成、令和へとなだれ込み、
ついに今現在に追い付いてしまうわけである。
それでも、視聴率が落ちていなければ
ショー・マスト・ゴー・オン
なおも続けなければならない。
とうとう未来へと展開され(もはやSF)、
大河ドラマ「どうする信長」はいつ果てるともなく
まさしく真の意味で大河のように続くのである。
あ、そうそう、既にSFなんだから
どこかの段階で物語にタイムトリップを折り込み、
安土桃山時代へと逆戻りさせれば、
また最初からスタートさせることが出来て、
もはや永遠のループを描くことになるぞ、
おお、凄いぜ、大河ドラマ「どうする信長」、
ネバー・エンディング・ストーリー!